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2017年1月24日 (火)

Codejock Xtreme ToolkitPro で AppWizard を VisualStudio 2015 に追加する方法

  Xtreme ToolkitPro は MFC の拡張フレームワークです。

  今でこそ VisualStudio が標準でドッキングフレームやリボンをサポートしていますが、標準で実装される前に早くから実装されています。では標準で実装されているからといって必要ないということでもなく、Xtreme ToolkitPro でやったほうがいろいろ便利な場合があります。例えばプロパティグリッドの拡張のし易さがあります。また標準では VARIANT 型を扱うことが多いようで、個人的には VARIANT 型は可能な限り使いたくありません。個人で扱うにはよいのですが、多人数で扱うと VARIANT 型扱いがそれぞれになってしまいロクなことがないからです(体験談)。

  Xtreme ToolkitPro は型指定が決まってるので、個人的にはこっちのほうが好みです。とはいえ標準ではない故に不便なことも多いです。例えばリボンリソースエディタが利用できない点です。正確には使えますが手動でいろいろ手を加えないとなりません。また AppWizard が VisualStudio 2012 までしか用意されていない点です。もしかしたら日本語環境にインストールしたので使えないだけかもしれませんがインストールフォルダを見ても vc110 までのフォルダしかありません。

  そこで VisualStudio 2015 でも Xtreme ToolkitPro の AppWizard を使えるようにします。前置きは長いですが作業はほんの少しです。

  Xtreme ToolkitPro をインストールしたフォルダの AppWizard があるフォルダを開きます。

例) D:\SDK\Xtreme ToolkitPro v17.3.0\Utils\AppWizard

  AppWizard フォルダに vc110 という VisualStudio2012 用のウィザードフォルダがあるので、これをコピーして vc140 にリネームします。リネームした vc140 フォルダ内の vcProjects フォルダに XTPAppWizard.vsz というファイルがあるのでテキストエディタで開きます。

Wizard=VsWizard.VsWizardEngine.10.0

となっている部分を以下のように書き換えます。

Wizard=VsWizard.VsWizardEngine.14.0

  保存したら vcProjects フォルダ内のすべてのファイルを C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\vcprojects へコピーし、vcWizards フォルダ内の XTPAppWizard フォルダを C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\VCWizards にフォルダごとコピーします。

以上です。

  注意点は XTPAppWizard.vsz の中身を書き換える作業を VisualStudio がインストールされている先では行わないでください。必ず Xtreme ToolkitPro がインストールされているところで行ってください。正確にはマイドキュメントでもどこでも構いませんが、結果として XTPAppWizard.vsz ファイルを編集してからコピーするようにしてください。Windows10 では Program Files 内のファイルを編集しようとすると巻き戻されたりするのでよろしくありません(ウィルス対策ソフトのせいかもしれませんが)。

  これで VisualStudio 2015 で Xtreme ToolkitPro の AppWizard が機能するようになりますが、このウィザードで作成されたプロジェクトをビルドしようとしても C1189 エラーが出ます。サポートバージョンが古く設定されてしまっているので、適当な MFC アプリケーションを作成して、targetver.h ファイルをコピーし、stdafx.h を比べて、WINVER、_WIN32_WINNT、_WIN32_WINDOWS、_WIN32_IE 等がある部分を #include "targetver.h" に変更してください。これでビルドが通るようになります。

  ちなみに AppWizard は古いままなので、標準でリボンアプリを作成することができません。早く対応してほしいところですが、vc110 から変わらないところから期待はしない方がいいでしょう。\Samples\Ribbon をコピーして作業するほかなさそうです。

Appwizard

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